月星虹
十二夜月
冷たい北風が身に凍みる宵となりましたが、美しい月がひととき寒さを忘れさせてくれます。 冬を彩るイルミネーションの元には多くの人が訪れていました。      
2019.12.09 Monday 15:34 | | comments(2) | trackbacks(0)
更待月・二十日夜月〜臥待月・十九夜月
Twitterには上げていましたがブログでは二日分の投稿になります。
十九夜は臥待月、二十日は更待月で月を待つ時間経過を表した呼び名で日本だけの月への思いが伝わります。

ここ最近はずいぶんと気温が下がってきましたが、この時期としては深夜でも気温が高く驚くほどです。
冬至まで33日ですが日本の遙か南洋では二つも台風が発生している事を考えると赤道付近の海面温度の高い状態が続いているようです。

過去の平均気温を調べてみましたが明治23年頃の11月の東京は最低気温が2〜3℃で、今年の11℃と比べるとその違いの大きさに驚きます。
月には大気が殆ど無いため気象条件の変化はありませんが、地球には貴重な大気があり環境の変化として現れます。

海外では月の観測と気象に関連付けた研究をしています。
皆既月食中の赤褐色の月面は地球大気の状態を探る手がかりとしてフランスなどを中心に研究が盛んです。

撮影 11/17 01:47 旧暦十月二十日 月齢19.546 位相229.55 輝面比82.43%
更待月
↓撮影 11/16 01:04 旧暦十月十九日 月齢18.517 位相216.90 輝面比89.98%
十九夜月

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2019.11.17 Sunday 04:42 | | comments(2) | trackbacks(0)
居待月・十八夜
居待ち月は仲秋の季語です。
このところの気候変動によって旧暦八月(新暦9月)では天候が安定せず観月が難しくなりつつあります。
11月に入ってやっと晴天率が上がり今夜で14日連続での観月となっています。

夜空の月を通して気候の変化について少し考えてみたいと思います。
日本周辺の海面温度の上昇から水蒸気量は増加の一途を辿っています。

単なる温暖化の一言で片付けるのは簡単ですが、日本国内の電力事情が現状では火力発電によってまかなわれていることが大きな原因なのではないかと感じます。

石油や石炭を燃焼して電力需要をまかなうため莫大な量の二酸化炭素を排出し続けています。
再生可能エネルギギーの利用は遅々として進まず環境への影響も無視できないことが次第に明らかとなって来ています。

風力発電の風車の設置には地形的に風の良く通る場所を選んで設置しています。
風車を設置したことにより電力は得られても風を失った土地では風通しが悪くなり湿度が増し農産物の発育など環境の変化が明らかになって来ています。
また、太陽光発電のパネルを設置した地域では気温の変化が大きく山林などの環境が大きく変わりつつあると言います。

日本の電力需要をを再生可能ネルギーでまかなうには一人あたりの環境面積の小さなこの国では自然界への影響が大き過ぎるということなのだと思います。

太陽光も風力も一端電力に変えてしまえば自然界は得られるはずのエネルギーを失います。
決して再生可能エネルギーではないことを認識しなければならいと思います。

1000年に一度の大災害といわれる被害が毎年のように起こりつつあります。
電力は現代の生活を支える大切なエネルギーですが、作り方についてもう一度よく考えることが大切だと思えてなりません。

撮影 11/15 00:01 旧暦十月十八日 月齢17.473 位相204.29 輝面比95.57%
十八夜

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2019.11.15 Friday 01:14 | | comments(0) | trackbacks(0)
立待月・十七夜
夕方のにわか雨が上がると雲間が明るくなり始めました。
雲の向こうに月が輝いていると確信して撮影の準備をするとゆっくりと姿を現してくれました。

1%程の欠け具合なのですが早くも少しかけ始めているのが分かります。
人の目は誤魔化せないものです。

撮影 11/13 18:54 旧暦十月十七日 月齢16.260 位相189.88 輝面比99.25%

2019.11.13 Wednesday 21:21 | | comments(0) | trackbacks(0)
十六夜
正確な満月は22時34分ですが薄雲が広がり出したので一時間ほど早めの撮影となりました。
昨夜の月と輝面比の差は1%程ですが並べてみればその差は歴然です。
人の目が真円を見極める力はまさに目を見張るほどと言えます。

十六夜の満月は意外に多く2019年は12回の満月のうち半分の6回が十六夜満月となり9月からは年内の満月はすべて十六夜満月になります。

十五夜満月 3月21日・4月19日・5月19日・6月17日・7月17日・8月15日
十六夜満月 1月21日・2月20日・9月14日・10月14日・11月12日・12月12日

旧暦では十五夜が満月と思われていますが、月齢で言えば14になり平均朔望周期の29.53日の半分の14.765より小さく実際には十六夜が満月という事が多くなります。

撮影 11/12 21:25 旧暦十月十六日 月齢15.364 位相179.43 輝面比99.99%
十六夜

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2019.11.12 Tuesday 23:26 | | comments(0) | trackbacks(0)
十五夜
夕方まで降り続いた雨がやっと上がり湿度の高い夜空に十五夜月が昇りました。

正確な満月は12日(火)22時34分ですが、輝面比約99%ですのでほぼ真円のように見えるかも知れません。
月距離は最遠から4日目で40万Kmをやっと切ったところです。
遠地点近くでは満ち欠けもゆっくりですので、この三日間くらいは満月として観月するのも良いものです。

撮影 11/11 21:51 旧暦十月十五日 月齢14.383 位相168.14 輝面比98.93%
十五夜

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2019.11.11 Monday 22:22 | | comments(0) | trackbacks(0)
十四夜
天皇陛下の即位を祝うパレードも無事に執り行われたのもつかの間、夜空は雲が広がり満月に向けて空模様が気になるところです。
明日の11日は旧暦の暦の上では十五日ですが正確な満月は明後日11月12日(火)22時34分の十六夜にあたります。
次の満月を迎えると早いもので年末まであと50日を切ります。

撮影 11/10 17:27 旧暦十月十四日 月齢13.199 位相154.77 輝面比95.23%
十四夜

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2019.11.10 Sunday 23:24 | | comments(0) | trackbacks(0)
十三夜月
週末の晴天に恵まれ秋の収穫の代名詞ともいう栗のような形の十三夜月が昇りました。
古の時代から真円の満月よりも親しまれて来た安心できる形なのかも知れません。

悠久の時を経て令和という新しい時代では月を見上げる夜空にまで届くイルミネーションが輝く季節となっています。

撮影 11/09 18:58 旧暦十月十三日 月齢12.262 位相144.36 輝面比90.63%
十三夜イルミ1

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2019.11.09 Saturday 21:53 | | comments(0) | trackbacks(0)
十二夜月
夕暮れと共に広がった雲間に月が没するところを何とか撮影することが出来ました。

暦の上では立冬ですが幾分暖かな陽気となりました。
このところ関東などは夜間になると雲が広がり観月が厳しくなっています。
次第に月が満ちると深夜に南中を迎えますので夜半過ぎに晴れ間が広がれば観月のチャンスもありそうです。

十二夜というとシェイクスピアの喜劇を思い浮かべる方も多いことでしょう。
しかしながらこちらの十二夜は12月25日のクリスマスから数えて十二夜に上演するためのもので、クリスマス行事の最終日をさしています。
日本ではクリスマスの飾りも25日を過ぎると取り外されお正月の準備となりますが、十二夜にあたる新年の1月6日までがクリスマス行事とする国や地域は多いようです。

木枯らしが吹き寒さが厳しくなると本格的なクリスマスシーズン到来という感じになりますが、観月には防寒対策をしっかりとして風邪などひかないよう気をつけましょう。

撮影 11/08 17:28 旧暦十月十二日 月齢11.207 位相132.77 輝面比83.95%
十二夜

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2019.11.08 Friday 22:08 | | comments(0) | trackbacks(0)
月齢と旧暦
今夜は夜更け過ぎに雲が切れ月が姿を現しました。
夜風は冷たいものの頬を刺すというほどでもなく南からの湿った空気の名残なのかも知れません。

今日は月齢と旧暦について少しお話したいと思います。
月齢と旧暦の日付を同じだと思われている方は意外にも多いようです。

旧暦は月を基準とした暦で月の初日は新月で始まります。
月の満ち欠けは平均29.53日ですので、暦の上では30日と29日の暦月がありますが、月の初日は一日で始まります。

月齢は太陽黄経と月黄経が一致する瞬間を朔(新月)とした経過時間を日単位で表した数字です。
言葉にして書くと大変面倒なことになりますが、実はとても簡単に理解する事が出来ます。

旧暦は暦ですので必ず1から始まりますが月齢は年齢と同じで0から始まります。
赤ちゃんの年齢と同じで0才から順に進んで行くのが月齢です。

今夜は旧暦十月十一日ですが、月齢は10.4日となります。

また、旧暦では十五夜が満月と思われていますが、月齢で言えば14になり平均朔望周期の29.53日の半分の14.765より小さく実際には十六夜が満月という事の方が多くなります。

二十一世紀の始まりが2001年であったり西暦1年1月1日の前日は紀元前1年になることと同じで、余り考えすぎるとよく分からなくなってしまいます。

撮影 11/07 22:17 旧暦十月十一日 月齢10.401 位相124.00 輝面比77.95%
十一夜月

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2019.11.07 Thursday 22:57 | | comments(0) | trackbacks(0)